43回卒の八坂千景様より「自転車で大分から杵築へ」を寄稿していただきました。


自転車で大分から杵築へ

八坂千景(43回卒)

スポーツタイプの自転車に乗り始めて約30年。学生時代は自転車を輪行バックに入れ、進学先の大阪から大分まで、飛行機やフェリーで帰省していました。当時はマウンテンバイク。

まだ車が通ることのできた志保屋(塩屋)の坂を谷町から南台へ上ることのできる自転車でした。

帰郷後はツール・ド・国東のCコース(当時60㎞で現在は75㎞)を何度か走りました。

数年前に、現在住んでいる大分市から杵築市へ自転車帰省を目標にロードバイクを購入。別府まではよく行っているのですが、先日、目標を達成しました!

約35㎞の道のり。自転車は基本的には車道を走行しますが、別大国道は自歩道が整備されていて、ともて快適です。しかし、東別府からの車道は狭く車は多いし、歩道は路面がガタガタ。特に歩道橋の下はほぼ点字ブロックだけの道幅でくねくねしています。歩行者もとても危険です。

とても走りにくいため、いつも海岸沿を入ることにしていますが、浜脇あたりからは別府湾を一望できる自歩道があるのをご存知ですか?途切れ途切れではありますが、上人ケ浜まで続きます。砂湯のあるあたりはとても景色が良くておススメです。

 

今回初めて、日出町の瀧廉太郎像を拝見しました。朝倉文夫作の瀧廉太郎君像は、全国に5体あります、多分(笑)。大分市の遊歩公園、竹田市の岡城址、豊後大野市の朝倉文夫記念館、そして東京藝術大学旧奏楽堂です(もしかしたら台東区の朝倉文夫彫塑館にもあったかも・・・。ご存知の方、教えてください)。この辺りには日出町観光案内所「二の丸館」などもできていました。

 

大分を出発して約3時間。ついに実家に到着。庭仕事をしていた母。自転車で帰ったアラフィフ娘にびっくりしていました。

大分に戻れるくらいの体力は残っていたものの、両親が心配し、この日は自転車を置いて電車で大分へ。後日、杵築から大分へ再び自転車を漕ぎました。

 

大分―杵築間は、高低差があまりなく、本当に自転車は快適です。

これからの大分県の観光は、四国のしまなみ海道に倣い、大分空港から佐賀関まで、海岸線沿いを自転車道に整備することを強く希望します。別府や佐賀関からフェリーでしまなみ海道に連結するのも良いかもしれません。

コロナ前は、外国人がレンタルや自分の自転車で県内観光している姿も見かけました。

あとは欧州のように、気軽に電車に自転車を乗せることができると嬉しいなぁと思っています。

最近は電動自転車も主流で、スポーツタイプのものも多くでてきました。シェアバイクやレンタルも気軽にできます。コロナ禍で世界的に自転車需要も高まっているとのことですし、健康、環境面でもよいことばかりです。車で通るだけではわからない発見も多く、楽しいです。次の目標は、しまなみ海道走行です。また、2年にわたり中止となったツール・ド・国東の再開も待ち遠しいです。自転車を通して、故郷再発見を楽しんでいます!